全部の家事が終わって、自分の部屋に戻ってベッドに倒れこむ。
どこを見るでもなく、ぼーっとしたまま、ため息をついた。
「はぁ…」
ふとピッチを見たら、ピカピカ光ってる!
「あ!メールや!」
身体の疲れなんて、どこかへ飛んでったみたいに、ピッチを手にしながら、なぜかベッドの上で正座をして、受信箱を開いた。

『俺でよければ、よろしく!』

「きゃ~♪返ってきたぁ!マジで?」
一人うれしくて、ベッドの上でバタバタしてしまった。

早速返信しないと!

『えっと…あたしPトモとか初めてやから、どうしたらいいんかわからへんねんけど、どこに住んでるの?何歳?名前は?』
送信!

胸がドキドキする!
ワクワクする!
うれしい!Pトモができた!

無意識に顔がニヤける。
どんな人なのかな?
優しい人かな?
カッコいいかな?

どんどん想像が膨んでいく。

ピリリリリ♪

返事がきたぁ!

『いきなりそんなに聞かれても、どれから答えたらいいかわからへんよ。』

あ…送信したメールを見返すと、一気にいろんな事聞きすぎてる…
『ごめんね。あまりにもテンション上がっちゃって、聞きすぎた!』

『いいよ。名前はゆうき。』