「ごめんなさい!」

明らかに私が悪い。

肩から地面に落ちて、私もかなり痛かったが、徒歩の相手の方が大怪我をしているかもしれない。

肩をかばいながらすぐに立ち上がって、倒れた相手に謝った。

「いってぇ」

同年代の少年だった。

「ごめんなさい。怪我した?」

声をかけ、顔をよく見て、驚いた。


カンジ君だった。