「もしもし?」
「あ、真奈美、どこにいるの?
トイレにもいないし、部屋にもいないし」
「ああ、ごめんね。
廊下でカンジ先輩に会って、ロビーで話し込んじゃって」
「そっか。
それならいいの。
邪魔してゴメンネ。
戻ってこなくていいからね。じゃーねー」
言うだけ言うと優衣は私の返事を待たずに切ってしまった。
私は苦笑してカンジ先輩に言った。
「優衣でした。
トイレに行くって言って戻らない私を心配して電話してくれたみたい」
「そっか、じゃあそろそろもどろっか」
「あ、でも、戻ってこなくていいって」
「ん?」
「いえ、あ、はい、戻りましょう」
「あ、真奈美、どこにいるの?
トイレにもいないし、部屋にもいないし」
「ああ、ごめんね。
廊下でカンジ先輩に会って、ロビーで話し込んじゃって」
「そっか。
それならいいの。
邪魔してゴメンネ。
戻ってこなくていいからね。じゃーねー」
言うだけ言うと優衣は私の返事を待たずに切ってしまった。
私は苦笑してカンジ先輩に言った。
「優衣でした。
トイレに行くって言って戻らない私を心配して電話してくれたみたい」
「そっか、じゃあそろそろもどろっか」
「あ、でも、戻ってこなくていいって」
「ん?」
「いえ、あ、はい、戻りましょう」


