かすみ草の夢

「もし怪我させちゃってたら、責任とってました?」

優衣が場を和ませようと、茶目っ気たっぷりにカンジ先輩に聞いた。

「ちょっと、優衣…」

私は恥ずかしくなって優衣を小突いた。

でもカンジ先輩は真剣な表情で言った。

「もちろん。
でも、真奈美の親御さんが俺じゃ許してくれないと思うけどな」

「な、ちょっと、カンジ先輩まで、そんなまじめに答えるのやめてください」

私は慌てて言った。

「ああ、親御さんだけじゃなくて、真奈美本人だって嫌だよな。ごめん」

カンジ先輩は、慌てる私の気持ちを誤解してそう言った。

「え、いえ、決してそういう意味じゃ…」