カンジ先輩は今度はおもちゃ売り場へ移動した。
おもちゃ売り場と言っても、この店のおもちゃ売り場は子供向けではなく、変わったおもちゃやゲームがいろいろ置いてある。
カンジ先輩は気になるおもちゃを、次々手に取り試している。
私も、景品になりそうなものはないか、いくつか商品を手に取って見ていると、カンジ先輩に「真奈美!」と呼ばれた。
「はい?」
振り返ると、目の前にビヨ~ンと紫色の物体が飛び出してきた。
「きゃあっ!」
思わず飛び退くと、物体の正体はカンジ先輩が手に持ったビックリ箱から出たヘビ。
「もう、やめてくださいよー。
心臓止まるかと思いましたよ!」
私が怒っているのに、カンジ先輩は「よしよし」なんて頷きながら、それをカゴに入れている。
私、実験台?
でも、今までは少し離れて見つめるだけだったカンジ先輩に、こんなふうにからかわれるなんて。
ちょっと、距離が縮まったかも。
おもちゃ売り場と言っても、この店のおもちゃ売り場は子供向けではなく、変わったおもちゃやゲームがいろいろ置いてある。
カンジ先輩は気になるおもちゃを、次々手に取り試している。
私も、景品になりそうなものはないか、いくつか商品を手に取って見ていると、カンジ先輩に「真奈美!」と呼ばれた。
「はい?」
振り返ると、目の前にビヨ~ンと紫色の物体が飛び出してきた。
「きゃあっ!」
思わず飛び退くと、物体の正体はカンジ先輩が手に持ったビックリ箱から出たヘビ。
「もう、やめてくださいよー。
心臓止まるかと思いましたよ!」
私が怒っているのに、カンジ先輩は「よしよし」なんて頷きながら、それをカゴに入れている。
私、実験台?
でも、今までは少し離れて見つめるだけだったカンジ先輩に、こんなふうにからかわれるなんて。
ちょっと、距離が縮まったかも。


