かすみ草の夢

「じゃ、いいじゃん。いこ」

カンジ先輩はニッコリ笑って、先に立って歩き出した。

なんだか、すっかりカンジ先輩のペースに乗せられちゃった感じ。

でも、嬉しい。

カンジ先輩と2人きりで買い物だなんて。

私はドキドキしながら、カンジ先輩を追いかけ、隣に並んで歩いた。