「結構やることあるんだね…」

「なんだよ、もう怖気づいたか?
大丈夫、俺もできるだけ手伝うし。
宿への電話予約くらいならできるだろ?」

「うん」

「じゃあ、ビンゴの景品は私と一緒に買いにいこ。
そういうのって楽しそうじゃん」

優衣に笑顔でそう言われ、たしかに、ちょっと楽しいかも、と思えてきた。

「そうだね。
じゃあ、健太、リストの方、よろしくね」

私は、健太と優衣に励まされ、カンジ先輩のためにもがんばろう、と思った。