続☆侍先生!


「ほら、ついたで!」


「はい~、ありがとございます~」


まったく、世話のやけるやっちゃ。


「せいじ先輩…」


とろ~んとした顔でこっちを見る。


ちょっと色っぽ…って違う違う!
何考えてんのや俺は!


自分の邪念を振り払うように自分の頭を軽く殴る。


「せいじ先輩…」


顔、近いんやけど。


「な、なんや?」






「…吐きそう」


口を押えて青ざめる真帆。


「は、はよ言えや!」


真帆に家の鍵を渡すように言って、鍵を開け、ドアを開ける。
そして、真帆をトイレに押し込んだ。


吐く声で、もらいゲロしそうになってしまった。



「あー、スッキリした!」


「そうか、そりゃ良かったわ」


「あの、せいじ先輩」


まだ酒気が抜けないのか、真帆の顔は赤かった。