続☆侍先生!


「せいじ先輩だけなんです。 ちゃんと私の話聞いてくれるの」


そうか?俺もあんまり変わらんと思うけど…。


「なんか、器がでかいってゆうか…視野が広いっていうか…」


頭をグラグラさせて喋る真帆。
酔うてきたな、コイツ。


「尊敬します」


尊敬、ねえ…。
そんなんされても嬉しないけど。


「店員さん、ビールまだ!?」


催促すんな!
まったく、酔うとタチ悪くなるんは誰かさんと一緒やな。







「せいじ先輩~、もう一件いきましょうよお~」


フラフラとして目線も定まっていない。
こんな奴ともう一件行けと!?


「あかん! もう帰れっ! 送ったるから!」


「えー!」


えー!ちゃうわっ!


俺は真帆の腕を掴んで、家まで向かった。


「ちゃんと歩け!」


「歩いてますよー!」


どこがやねん!と頭をはたくと、痛いと言って笑っていた。


ほんま、この酔っ払いは手におえんわ!