続☆侍先生!

「俺、美智子ちゃんと付き合う事にした」


………え?今なんと?


「だから、美智子ちゃんと付き合う事にしたって」


「へ? なんで? だってこないだ…」


「うん、でも美智子ちゃんがそれでもいいって」


「そ、そうなの…?」


「本当は、そんなの良くないって思ったんだけど、一生懸命な美智子ちゃんが、やっぱり可愛いなって」


「それって、もうホレてるって事じゃないの?」


「だからまだ分かんないんだって!」


バシッ!と肩を叩かれる。


…い、痛い。


「別に、逃げるためとかそんなんじゃねーから。 ただ、美智子ちゃんと付き合いたいと思ったから、なんだ。 好きとか、まだ分かんなくてもいいかなって」


「前向きな気持ち…なんだ?」


カツオはコクリと頷いた。


「応援しろよな!」


私の髪の毛をガシッと掴んできた。


「おうともよ!」


私は肩のあたりでガッツポーズをした。