続☆侍先生!

「しょうがねえなあ。 でも具体的にどうするんだ?」


「…あ……」


「考えてないのかよっ!」


そのへんにあった本で叩かれる。


「いた…。 どうしたらいいと思う?」


「聞かれても」


ですよねー。


「だから言っただろ。 本人達が勝手になんとかなるって。 なんか言われたときだけ何かしたらいいじゃないのか?」


「そうかなー」


そうだ、と侍先生は頷く。


「分かった! 見守るのも武士だよね!」


「…だれが武士だって?」


わたしわたし、と自分を指さすのを、侍先生は無視をする。


…侍先生の役立たず。


「役立たずで結構」


あ、そーですか。