「「いってらっしゃいまし」」
舎弟たちの声が耳に響いた

「あぁ」

“学校めんどくせぇ”

とか思いながらも俺は重い足どりで学校へ
行った

俺は千堂 龍

17歳で高校3年

んで学校には秘密だか

千堂組の組長の息子

千堂組って言うのは

いわゆるヤクザみたいなもん

結構そっちの世界では

有名らしい

まぁそんなこと

どぉでもいい

俺の頭の中は放課後の事

でいっぱいだった

いきなり後ろから気持ち悪い声がした

「りゅ~くぅ~ん」

“げっっまたかよ”

声の持ち主はわかっていた

そいつは ガバッ と抱きついてきた

「おはよぉ~りゅうくん♪」

「おい!朝からキモいんだよ」と俺はそいつの腕をほどいた

こいつの名前は鳳 幹也

俺と同じ学校でついでに同じクラス

俺と幹也は幼馴染みたいなもんで結構仲は良い

「幹也・・その“りゅうくん”っ言い方やめろ気持ち悪い」

「ごめん、ごめん、んで龍放課後だけどひま??」

「あぁ今日はなんもないから」

「マジかぁ~んじゃどっか行こうぜ」

俺が いいけど って言うと幹也は嬉しそうに笑った

そんなこと話してるうちに俺たちは学校に着いた