「おまえこの点数じゃ、親に長い間説教されるんじゃ?かわいそー」

ケンタはおもしろがっているように私に言った。

「うるさい!あんたこそ運動音痴じゃん!!このノロマ!」

「っな!勉強できないよりマシだ!!」



私たちはこんな喧嘩が日常で当たり前だった。
私たちは今高校2年二に入って初めてのテストの結果が返ってきたのだ。
ケンタとは幼馴染で小さいころからずっと一緒で家が隣である。


「ほんと夫婦喧嘩みたい」

「ほんとほんと!」

「本当は付き合ってるんじゃないの?」


周りの人たちが私たちの喧嘩を見て言ってきた。

「はあ~!!誰がこんなブスで頭悪いやつと付き合うんだよ!」

その言葉で私は何かが切れた。

「ブ、ブスゥ~~~~~!!!!誰がブスだ!このノロマ!!」

私はそう言って、持っている筆箱をケンタに投げつけた。

投げつけた筆箱はケンタの顔面にストライク!

「イタッ!!なにしやがる!!」

「フン!乙女に向かってブスって言うからよ!」

「誰が乙女じゃ!!このブス!」