「そう呼ばれるのは、数年ぶりだな。」 「山下さんがアッ君??」 アッ君…アタシが小さい頃よく遊んでくれた…年上のお兄ちゃん。 近所に住んでていつも暇を見つけては一緒に遊んでた。 だけどここの山に連れてきてもらった後、アッ君は…消えた。 てか、いなくなった。 引越し、だったみたい。 アタシはアッ君がいなくなった後にそれを知らされて、泣いた。 泣いて泣いて泣き喚いたけどアッ君は戻って来なかった。 当たり前。