「桜ちゃーん遅刻するわよっ??」





「んの・・・」






山下さんがアタシの部屋のドアを叩く音が五月蝿い。




あさ・・・??


夢、見た。





なんだか変な感じ。



過去夢・・みたいな、かんじ…の・・・




「桜ちゃーん!!遅刻してもアタシ知らないわよっ??」



…遅刻…??




「あ゛ー!!!!」




め、目覚まし時計が…止まってる―――!!






いっそいで支度をして家を出た。