ちょっとすっきりした心を抱えてまた美羽の待っている屋上へ。





重い扉を開けると




いつか見た時と



同じように







屋上の床にあの人が・・・



ねっころがっていたー・・・




「サクラ・・・」



「っなんで・・山下さんが…??」



み、美羽は…??


「桜の友達に呼ばれたの。桜が泣いてるかもしれないからって。泣いてなくてよかった。」


いきなり、アタシの頭を抱えて自分の胸に引き寄せる山下さん。



「ひゃっ。」



ドキドキ・・・する。


山下さんの匂いが近くて。



どっかで嗅いだ事あるような懐かしい…匂い。