「……サクラちゃんの話聞いてたら、私も彼氏欲しくなってきたー。超愛されてるじゃん」

「藍ちゃんはどんな人がタイプなの?」

「自分の考えを持ってる人。あとはこだわんない」


藍ちゃんはキレイな女の子だからモテそうなのに。


「あ! 私の彼氏に、誰かいい人いないか聞いてみようか?」

「いや、紹介とかはちょっと……」

「会うだけでもさ! もし、うまくいったらダブルデートとかできるじゃん。私、藍ちゃんのこと彼氏に紹介したい!」


藍ちゃんは必死な私にクスッと笑って、頷いてくれた。