「う……そ……」
さっきまで
生きてたじゃない
さっきまで
寝てたのに
「まだ温かいのに……目、開けてよぉ……」
心臓を強く親指でマッサージをしたら、一瞬スノーの体は動いて私の指に前足をのせて
ストンと落ちた。
それが最後に見た
スノーの仕草。
泣きながら心臓マッサージを続ける私の腕を掴んで、和人は止めさせた。
「病院行こうっ……お願いっ! 連れて行って!!」
泣き叫ぶ私を後ろから強く抱き締めて
涙が枯れるまで二人で泣いた。
スノーはもう
虹の橋を渡ってしまった。
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