「今は何を言っても信じてもらえないだろうけど、俺は本気でサクラのこと好きだから。これだけは……信じて?」


他の人が見たらおかしいくらい二人で泣いて、まるで世界の終わりがきたみたい。


「……バイバイ」



私は振り返らないで、和人のマンションから出ていった。