わわ……あたし、何やってんの? そう思っているのに、もう体がガチガチに固まってしまって、そのまま動かせなくなってしまった。 彼の手は震えてこそなかったけれど、指先が驚くほど冷たくなっていた。 さっきそうしてもらったように、今度はあたしの体温が伝わるといいな…… なんて思いながら、自分の指で彼の指先をなぞる。 その時、あたしの中には妙な感情がわきあがっていた。 なんだろう。この感覚……。 守ってあげたくなるような…… 不思議な気持ち。