「いっぱい?」 「そう、いっぱい」 クスクス笑いながら話続ける。 「実はあたし、小学生の頃から、彼にあげたいのに、わたせなかったプレゼントとかあってね。手紙とかも……」 「うん」 「そういうの、まとめて全部渡したの。 それこそ、つきあってもいないのにさ、手編みのマフラーなんかも編んでたんだよ。 キモいことやるよなぁ……って今となっては笑っちゃうけどね。 でも、その時は真剣だったの」 「うん」 「だけど、ある時、聞いちゃったんだ」