「チョコが無理」 「チョコ?」 「カカオアレルギー。 食うと吐く。 そのせいで、結構大変な目にあっててさぁ。 条件反射で想像しただけでも気分悪くなる」 「そうだったんだ……」 アレルギーだったのか……と、心の中で呟きながら、あたしなりの考えをまとめていく。 そして頭を下げた。 「ごめんなさい」 「へ? 何が?」 不思議そうな顔をしている深町京悟に、あたしは自分の胸のうちを話した。 「あのクッキー……チョコ入りだったよね」