学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)


だけど、言ってから後悔した。



胸を触られるぐらい、深町京悟にとったらどうってことないことかもしれない。


だって、彼自身、エッチなヤツなんだから。



絶対、「それがどうしたの? 処女は大げさだねー?」なんてバカにされるに決まってる。


そう思っていたのに……。




「そいつ、誰かわかる?」



スッと顔を覗き込んで、すごく真剣な口調で聞いてくる。




「わっ、わかんない……だ、だって、怖くて……だから、あたしっ」



相変わらず震える声で、あたしはただフルフルと首を横に振った。



「うん。わかった。わかったから。
もう、言わなくていい。
後でとっつかまえてやるから。な?」



ポンポンって頭をなでられた。