「ちょっと! 何やってんの? 京悟ぉ」


口をとがらせ、文句を言うアリス。


それにかまうことなく、深町京悟はますますメイドの胸元に顔を近づけていく。


もう唇が胸に触れるんじゃないか……って感じ。


思わずあたしも声をあげた。



「ね……ちょ……。何、やってんの……?」



たしかに、彼女の胸はすごいけれども!


男だったら、つい見ちゃうだろうけれども!


深町京悟、いくらエロキャラだからって、これはないだろう!



バカバカ! アーホ!


なんて、心の中でめいいっぱいののしっていると、


じっとメイドの胸元を見ていた、深町京悟がゆっくりと口を開いた。



「これ……タトゥー?」