中のひとつが、アンティークの鍵みたいな形をしていた。 そっとそれをつまみあげ、目の高さまでかかげる。 「これが、手錠の鍵だったらいいのに~!」 どう考えても、手錠の鍵穴に入るとは思えないけどね。 「桃ちゃーん。んな、簡単に見つからないっつの」 深町京悟があたしの手から、それを抜きとる。 「で、これ、何なの?」 アリスが答える。 「中はチョコだよ」 「げっ……」