あたしは、ハァ……と息を吸い込む。 一瞬力が弱まった瞬間を見計らい…… 「やめろっつってんでしょーが!」 大声でそう叫び ――ドンッ 彼の体を突き飛ばした。 深町京悟が目を丸くして驚いている。 「はっ? 何その反応」 「バカ! 何でまた手錠かけちゃうのよ!」 「え? え?」 わけがわからないって感じの深町京悟をあたしはキッとにらみつけた。 「……トイレ……」