「深町先輩、ズームにしたりして、なんか色々チェックしてました。
校章の色が青だから1年だな……って。
それで『こいつ知ってる?』って聞かれたんです。
でも、あたしも違うクラスの男子のことなんか知らなくて、『知らない』って答えたら、『じゃ、自分で探すよ』って、どっか行っちゃったんですよ」
「そうだったんだ……」
「あのー……」とアユミは言葉を続ける。
「深町先輩と……つきあってるんですか?」
「は?」
唐突な質問に、あたしは目を丸くして驚く。
「どうなんですか?」
つめよられて慌てて否定する。
「つ、つきあってないよ」
さっき、好きって言ったところだけど。
あ……また告白シーンを思い出しちゃった。
うわっ、やばい。
絶対、顔、真っ赤だ。


