なんて、逃げてはみたものの。
隠れる場所なんて思いつかない。
走り疲れたあたしは、ハァハァと息をきらしながら、2階の渡り廊下を歩いていた。
すると前から例の1年生、アユミって子が昨日一緒にいた友達とともにやってきた。
アユミはあたしに気づくと「あ!」と声をあげた。
「すみませーん」と駆け寄ってくる。
立ち止まったあたしを彼女達は取り囲むように立つ。
「あのー。深町先輩と一緒じゃないんですか?」
「えっ」
そういわれて、心臓がドキンとはねた。
「あ、いや一緒っていうか……さっきまではちょっとだけ……」


