学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)




「深町は悪くないよ」



「え?」



あまりにも唐突すぎたのか、深町京悟は目を見開いて戸惑っているような感じ。


だけどすぐに理解したみたい。



「ああ……話って、何の話かと思ったら。
なんだ、そのことか」


と、ため息まじりに投げやりな態度で言う。



――カチッ


て鍵をかけられた気がした。



心……閉ざされた。




だけど、あたしは……伝えたい。


たとえ迷惑に思われたっていい。


言いたいんだもん。




「あたし、昨日からずっと繰り返し考えてた。
それで……やっぱり思ったんだ。
深町は悪くないって」



「桃ちゃん……だから、みんなそう言うんだって。
だけどこれはオレの気持ちの問題なんだよ!
誰にそう言われたって、オレ自身が納得できていないんだよ!
話ってそれだけ?
だったら悪いけど……オレ、もう行くから」



ふいっと顔を背けて、深町京悟は動き出そうとする。


それでもあたしはその背中に問いかける。



「ねぇ!」