「あたしもこんな性格だから、もういいや、言いたいヤツには言わせておけばいい……って開き直っちゃってさ。噂を否定する気もなかった。
結局、中学ん時は友達らしい友達ってできなかったな。
高校に入ってからはそうでもなかったんだけど。
逆に今度は、あたし自身が他人に対して警戒してしまって……。
誰にも心が許せなくて、自分で壁作ってるみたいなところもあるんだよね」
でも……とどこか遠い目をして言う。
「時々……めちゃくちゃ寂しくなることがあるんだ。
学校にいても居場所がなくて、自分だけが浮いてるような気がずっとしてた……」
そうだったんだ。
桂木さんはキラキラと輝く明るい場所にいる人だと。
そんな風に感じていた。
やっぱりその人の立場にならないと、見えてこないものってあるんだな……。


