学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)




「だから。違うってば!
ホントにないから! そういうの!」



いつの間にか駆け足になっていた。


バタバタと、ふたりして廊下を走る。



だけど、角を曲がった瞬間、ドンッて何かにぶつかった。



「きゃぁあ」
「あっ、悪ぃ」




目の前にあったのは、男の子の胸。



顔を見なくてもわかる。



この声、この香りは……。