学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)


「え? ち、ちがっ」



あたしは慌てて足を動かす。



微妙に早歩きな感じで。



「ちがうし。してないってば」



「ウソウソ~。
顔、真っ赤だよ~。
桃ってウソつくのヘタだよね~」



あたしのペースに歩調を合わせながら、晴香がからかってくる。



そんな彼女から逃げようと、あたしはさらに足を早める。