「あの時も、大人はみんなそう言ってたよ。
君が悪いわけじゃないって。
警察も、教師も……うちの親も。
オレだって、自分のしたことを正当化したかった。
間違ったことをしたわけじゃないって何度も言い聞かせてた。
けどさ……」
ぎゅっと眉間を寄せて、苦しそうな顔で
吐き捨てるように言う。
「たまんなかったよ。
オレが!!
オレの言葉がアイツの未来とか……。
家族の人生を大きく変えたんだよ」
「……ごめん」
ポロッって涙がこぼれた。
ここで、あたしが泣くなんてずるい。
そう思うのに、涙が止まらない。
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