ぐっと足を踏ん張って、彼の動きを止める。 「なんだよ」 「……たい」 「え……? 何?」 「手錠が、手首に食い込んで痛いの! だから……」 この先を言うのが、恥ずかしくて、そっぽを向いた。 あたしは、消え入りそうな声で小さく呟く。 「手…つないでいいよ……」