迷路の入り口。
金髪を揺らしながら駆け寄ってきたアリスが、深町京悟の腕に絡みつく。
「京悟ー!
やっと来てくれた――!」
「お待たせ。
鍵、もらいに来た」
「なぁんだ。もう、ヒント解けちゃったのか」
アリスは絡めていた腕をスッとはずすと、いかにもつまらなそうに言った。
「でも、最後は難関だよ?
3分で迷路から抜け出せなければ、コレはあげないからね」
賞品の鍵型チョコ。
それを深町京悟の目の前にかざす。
「ちなみに、3分でゴールした人いるの?」
あたしの質問に、アリスはうれしそうに微笑んでから首を横に振る。
「んーん。だーれも♪」


