「何よ、バカにして。
ともかく、ヒント③の鍵はわかったんだから、行こう! アリスの迷路に!」
そこまで言ったところで思い出す。
「あー、でもその前にもう一度屋上に行かなきゃならないのか。
迷路の出口をちゃんと確認しなきゃね。
携帯で全体図を写メればいいよね? もう楽勝じゃん♪」
ゴールは目の前。
そんな軽い気持ちで、さっと立ち上がるあたし。
一方、深町京悟は動こうともしない。
しかも、また何かを考え込むような真剣な顔をしている。
「深町? どうしたの?」
「桃ちゃん、屋上へはもう出られない」
「え……?」


