ふいに頭の中に、 瞬ちゃんの言葉が浮かんだ。 『行きたいと思う方へ行くべきだ。 君達には行きたいところがないのかい? だったら、どっちへ進んでも同じだよ』 『鍵はきっと見つかる。 沢木田ならわかるはずだよ』 ――びくんっ 体が震え、パチンと目を開ける。 あたしの反応に気づいたのか、深町京悟が体を離してくれた。 「桃ちゃん?」 「わかった……」 「え?」 「わかったの」