「いやいや」 って、肩を揺らしてまだ笑ってるし! 「もー何よ! 笑いすぎっ」 ――チュッ 言いかけた言葉がそこで止まった。 触れたのは一瞬だけ。 こんなのふいうちすぎる。 あまりにも突然のことで、一瞬何が起こったのかすらわからなかった。 閉じる隙も与えてもらえなかった目を、今更ながらパチパチさせる。 「いちご味だ」 すぐ目の前にいる深町京悟が、自分の下唇をペロリと舐めた。