もう自分の感情がよくわからなかった。 つきあってもいない男の子にこんなことされたら、普段のあたしだったら、きっと突き飛ばして嫌がってたはず。 なのに、今あたしの気持ちは……。 もう、わけわかんないよ。 「桃ちゃん、泣きそうになってる」 クスっと笑った深町京悟が、あたしの頬にかかった髪をそっとかきあげる。 「キスしよっか?」