学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)

そう呟くと、深町京悟が顔を覗き込んできた。


「あれ? 
まだ落ち込んでんの?
もー、気にすんなって」



「んーでも……」と言いかけた、あたしの肩を自分の肩でトンッと小突く。


「さっきのポジティブシンキングはどこいったんだよ?」



なんて、今度はお兄さんみたいなわざと偉そうな口調で言う。



「つか、んな、つまんないことで頭悩ませんなら、キミはヒントのことでも考えてなさい。な?」



さらにくしゃっと、あたしの頭を撫でた。



「深町って……」



「ん? 何?」


「ううん、なんでもない」



言いかけた言葉を飲み込む。


『天然で女の子の気持ちをかき乱すよね……』ってそう思ったけど。



それは言わないでおこうと思った。