学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)




「それにしても……」とあたしは深町京悟に声をかけた。



「ねぇ、ひょっとして、いつもこんなことしてるの?」



「ん? こんなことって?」



「だから。
勝手に鍵開けて、屋上きてんの?」



「まぁねー。
あ、これヒミツね」


深町京悟は意味深な笑みをうかべて、口元に人差し指をあてた。



「桃ちゃんはさぁ……。
ひとりになりたいことってない?」