ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】


繋ぐ掌から、彼の気持ちが流れてきそうでコワイ…………。






ましてやこの光の魔法は反則技だよ………。



ムード良すぎだって!


その気になっちゃうって!


今夜はハッキリ断るために来たのに…。


粉雪のように降る光の粒子が、胸にチクチクと刺すような感覚――――――。


痛い。


胸が痛い。






アタシと彼は、光の並木道を、何も言わず歩いていた―――――――――――。