ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】





「…………シンっ………いやっ………!!」

エリの抗う声に耳を傾けてる余裕なんてない。
じたばたするエリの身体のあらゆるところに、俺は唇を落としていく。


「いやっ………い……や……あ……っ……あっ!!…んっ…」


イヤがる声も今の俺にはたまんねえ。

今までの俺ならば、嫌がるエリの顔を見たくなかったから、抵抗する彼女におとなしく伏していたが。


「シン………ど…したの………?…ぁ…」

かろうじで言葉にしたエリの唇から、甘い吐息が漏れる。


「………しばらく会えないってお前がやめたいって言っても、俺はやめない」

そう呟いて、鎖骨に真紅の蕾を一つ………

「………あっ……」

また一つと、落としていく。

悩ましいカーブを指先でなぞりながら、下へ下へと。

そうして落とした蕾が。
紅く紅く、花開く。




「―――――欲しいんだよ。今すぐ」