ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】




………くそっ!!
胸くそ悪い。

今、愛しい女性(ひと)をこうして抱き締めて口づけているのに。


結可子も、エリも、俺から離れていくような。
そんな不安が胸の中で煙を燻(くゆ)らせる。

執拗に俺を駆り立てる不安。
嫉妬?
なんだかわかんねぇ。


俺が診断士の資格を取るまで3年もかかっているのに。
エリは………。
トントン拍子に事が運んでいる、そう見えてならない。

色んな苦労してきたのを知っているはずなのに。
何でか知らないけど、愛しいあまり、妬ましい。


結可子だって―――――



『仕事以外、二人だけで会うのはやめよ』




今朝方、別れ際に言われた彼女の言葉。

解ってる。
解ってるんだ、結可子。

エリが好きだ。
好きだけど………。

結可子………。

身体じゃ埋めることなんか出来ないことを、俺が一番知っているのに。


もう、止まらない。
理性が暴走する。

気が付くと俺は、エリをベッドへ押し倒し、むしり取るように服を脱がせ、お互いの肌を露わにさせていく。