「ほら………よくあるだろ?取調室でさ…電気スタンド煌々と当てられて『お前がやったんだろ?!』って。んで、カツ丼とか店屋モンが出てきてさ」
「そうそう。『郷(くに)のおっかさんが泣いてるぞ…いい加減に吐け!』とか言うの」
「んだんだ」
互いに頷く。
「………ってチョット!あたしは被害者なの!ひ・が・い・しゃ!加害者じゃないっつーの。だいいち、あれはドラマの中だけだから」
「んだっけか?」
―――――――
―――………
………ぷっ
アハハハハ!!!
「………ありがと、真一」
口角を軽く上げ、俺に微笑む。
「………この歳になって、まさか襲われるなんてさ………正直驚いちゃった。ああいう時って、女は無力………抵抗すれば抵抗するほど相手を煽るだけっていうか―――――」
「もうやめろ!」
あ………。



