ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】



ディスプレイを見ると、“022”から始まる固定電話の番号が。

“022”から始まる市外局番は、仙台市とその近郊(※仙台市、多賀城市、塩竃市、岩沼市、名取市の一部、黒川郡、宮城郡)………。


止まない振動に、胸騒ぎを覚える。
何だ?
一体、誰からなんだ?


ルームミラー越しの視線を感じつつ、ひと呼吸置いた後、通話ボタンを押す。


「………はい」


『………水嶋真一さんでしょうか?』


「はい………私(わたくし)ですが………」


『こちら、“仙台ひがしの警察署”の者ですが―――――』


「警察―――――?!」


しまった!!
思わず、デカい声が………。

咄嗟にエリの方を見る。
彼女は、何の事か解らないといった、少々困り気味な表情。
俺は体勢を変え、半分ほどエリに背を向け、警察からの電話に耳を傾けた。

お陰で、一気に酔いも理性も………冷めてしまった。


『あの………実はですね………加東結可子さんを保護しに来署して頂きたいんですが………』




は?


何で結可子が―――――?!