ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】



“……………ゴメン………加東………俺………”

何やってんだ、俺………。
情けねぇの………。

別れの腹癒せみてぇに、結可子にキスなんかして………。
バッグで殴られなかったら、そのまま………していたかもしれない。


サイテーだ。


啜り泣きする結可子が、ゆっくりと話し出す。


“………あたしは………水嶋にこんな風にされたくなかった………バカッ!!………水嶋のバカ………”


また、俺の胸を何度も叩く。


“………ゴメン、悪かった………加東は、加東なのにな………”


“そうじゃなくて………こんな………犯されるようなキスなんか、したくなかったのに………水嶋のこと…好き……だから………好きだから、こんな…こんな………”


“………………は?”


何?


何だよ、それ。