“シン、聞いて…アタシね、チーフにはなったけど、先輩からのイヤミやら嫉妬が陰険で―――――”
“ああ、大変だな。エリ、悪いんだけどさ、二次試験近いから終わってからにしてくんね?”
忙しいの解っているケド。
ただ、声聞きたくて。
話聞いてほしくて。
逢えない日が続いたトキは。
渇いた身体が水を欲するように、シンの声が聞きたい。
メールでは、返事が殆ど来ないの、解っているから。
だから、帰って来て一段落着いた頃を見計らって突然電話してみる。
解ってる。
解ってるってば。
二次試験が近いの解ってるって。
アタシには、シンを励ますコトしか出来ないケド、アタシだって、彼の声でエネルギーチャージしたかったな………。
二次試験終わるまで、アタシはシンへの電話とメールをやめた。
また邪険に扱われるのは、仕事でココロが弱ってるアタシには酷だったから―――――



