ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】



―――――アタシは、ノブのコトバを、キモチを、素直に受け入れた。


アタシたち、いい友達になれるよね?


でも。
ノブと友達として再スタートしたけど、シンには言えない―――――


だって、シンに言ったら。
きっと嫉妬する。


“俺の方がアイツなんかより――――”


なんてコトになるのが目に見えている。

あの、初めてのクリスマスイブのコトがあるから、彼が変わったコトを話しても、きっと解ってくれないと思うから。


だからアタシとノブは、基本、逢わないコトにした。


実は、ノブからの提案だった。


“俺ら、逢わないで基本的にメールと電話。ま、あんまないけど手紙とか…それだけにしよう。水嶋さんのお袋さんの事もあるからな…”




それからアタシは。
毎日ではないケド、メールでその日あったコトとか、思ってるコトとか。

端からみたらきっと、ツマラナイであろうコトも、指が勝手にノブへのメッセージを綴っていた。


シンは大学校の養成課程は落ちてしまった(補欠だったが欠員出なくて結局入学できず)。
でも、その残念な結果の直後に、診断士試験の一次に合格。


すんごく嬉しかった。
二人で会えなかった分も含めて、ご馳走食べてお祝いしたもんね。


久し振りに抱き合って………思い出すと、顔が赤くなるケド。


愛されているコト
愛しているコト


シンの温もりがあると、エネルギーチャージできて。

僅かな時間の一秒一秒を、大切に思えた。


ノブに抱(いだ)いている感情とは違う、シンへの感情。


シンに対するこのキモチも、表現できない………これが恋なのか、愛なのか?


ケンカしたりするけど、ずっと一緒にいたいっていうのか………離れたくない。


どっちにしても、フクザツ。
アタシの恋愛のキモチは、複雑化するばかり。