「―――――アタシも………以前のノブとは違ったカタチで関われたらな…って思ってた………」
アタシなりに、彼に素直なキモチを伝えた。
「そっか………よかった………何か、ホッとした」
「え?」
「………あんまし衣理に“茉莉子”の事ばっか言ってられねぇの解ってはいるんだけど、アイツとの事知ってるの、ハルヒと衣理だけだし。それに………」
受話器越しの低い声が口篭る。
茉莉子さんの名前が出ると、別に意識してるワケじゃないのに、心臓が跳ねる。
過敏に反応しすぎだってば…。
「それに………高校ン時は感じなかったけど、衣理なら、言わなくても“俺の事を解ってくれる”…そんな気持ちに今、なってる………ヨリを戻したいとかじゃなくて………何だろうな?………こんな気持ち今までなくて………わかんねぇよ………」
―――――アタシも、ノブと同じキモチ。
好きなんだろうケド、恋人に戻って…とかじゃないキモチ。
上手く表現できない、不思議なキモチ………。



